
結論・主な違いを5つ紹介します。
①加入者の違い
②保険料の違い
③扶養の違い
④手当の違い
⑤運営の違い
⑥年金の取扱いの違い
はじめに
この記事を読んでくれている皆さん!
自分がどちらの保険に入っているか、ご存知ですか?
私は社会人として働き始めた頃、まったく意識したことがなくて混乱したのを覚えています。
混乱した理由は、会社を退職して、社会保険→国民健康保険に切り替えたとき。
何で市役所なの?!って思いました。
今なら理由が分かりますが、それは職業柄、こういった仕組みを知る機会が多かったからです。
ですが、ずっと会社員の方、またずっと個人事業主の方、扶養に入っている方などの場合、あまり意識することはないかもしれませんね。
今後、社会保険がどうなるのかちょっとした話題ですし(106万円の壁など)自分の入っている保険の特徴、知っておいて損はないです!
今からあげる違い6つを知っておけば大まかな特徴を理解できると思います。では6つ!!
社会保険と国民健康保険の具体的な違い6つ
※以下、社会保険=社保 国民健康保険=国保
①加入者の違い
国保:自営業・フリーランス、無収入の人、学生、一定の収入以下のパート・アルバイトなどが加入
社保:会社員・公務員、一定の収入以上のパートやアルバイトが対象。
※2026年10月~年収に関係なく週20時間以上働く人は全員社保加入対象に。(106万円の壁撤廃)会社の規模要件による。
②保険料の違い
国保:前年の所得を基に決定され、全額自己負担。一人ひとりではなく、世帯合計の所得に対してかかります。
社保:現在のお給料を基に計算。保険料は会社と半分ずつ負担。
③扶養の違い
国保:扶養という概念がありません。例えば稼ぎのない専業主婦、子どもにも一人ずつ保険料が発生。
社保:扶養家族が何人いても保険料は変わりません。
④手当の違い
国保:傷病手当・出産手当はありません。
社保:どちらの手当もあります!
⑤運営の違い
国保:各市区町村が運営
社保:協会けんぽ、健康保険組合などが運営
⑥年金の取扱いの違い
国保:健康保険料部分のみ。別に国民年金の支払いもあります。
社保:健康保険料、国民年金、厚生年金、介護保険も含まれています。
まとめ
こうして違いを上げてみると、何となく社保の方が優遇、手当が厚いように見えますね。
ただし、人によっては国保の方が安くなる場合もあります。
国保は収入ではなく、所得を基に計算されるので所得控除を活用することで保険料をコントロールできますし、対して社保は給与の額面だけで判定になります。
扶養家族が負担なしで加入できる、というのは大きなメリットですよね。
あなたの加入している保険の特徴、理解できましたか?
参考になると嬉しいです