iDeCoって解約できるの?iDeCoの落とし穴、改悪された改正点についても解説します!

執筆:税理士 後藤亜沙美

はじめに

iDeCo、途中で“解約”できる? それと“最近改悪された”って本当?途中で払えなくなったら? 急にお金が必要になったら? 

iDeCoの落とし穴知ってますか? 今年改正された改悪の内容も! 

あなたは大丈夫? 出口戦略を今から知っておこう。 

結論

iDeCoは原則途中“解約・引き出しはできません! 引き出せるのは60歳になってから。 

そもそもiDeCoという制度は、掛金は全額所得控除、 運用益は非課税、 さらに受取るときも税金が優遇されています。 (年金受け取り=公的年金扱い/一時金受け取り=退職所得扱い)

iDeCoの目的は老後資金のためなので 60歳まで引き出せないことになっています! 

2025年に改正されたiDeCoの “改悪”ポイント! 

受け取るときの税金のルールが厳しくなりました! 

今までは iDeCoで積み立ててきた退職金を受け取って、 その後に会社からの退職金を受け取るとき、 その間の期間が5年以上空いていれば 退職金の税金計算で使う 退職所得控除が(退職金の計算をするときの経費のようなもの) 満額使えたのが、 2026年1月1日以降は、5年以上間隔を開ければ満額使えるルールが10年にのびました。 

つまり、 iDeCoで受け取ってから10年以内に会社から退職金を受けると、 税金の優遇制度が満額受けられなくなってしまいます。 

ちなみに、会社の退職金をもらった後に iDeCoの退職金を受け取る場合、 こちらは19年空けないと満額使えません 。

もらう順番によって違うので知っておきましょう。 

おわりに

私もiDeCo満額掛けていますが 、今回の改悪で正直少し後悔しています。 

私の場合、iDeCo受け取りまで20年以上あるので その間にもさらに改悪の可能性もあります。 

今後の動きにも注目です。 

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