小規模企業共済の罠。こんなケースは注意しよう!

執筆:税理士 後藤亜沙美

はじめに

えっ!?お金が引き出せない!?元本割れ?!小規模企業共済の罠、知ってますか? 

小規模企業共済とは、毎月お金を積み立てて将来退職金として受け取る制度。 

しかも、払った分はまるごと『経費』と同じ扱いで、節税もできる神制度! 

ですが、こんな落とし穴もありますので注意しましょう。今日はよくある3つ紹介します。 

よくある落とし穴、3つ!

ケース① 1年未満の解約の場合、掛けたお金は1円も戻りません。 

ケース② 加入から20年未満の解約の場合、元本割れします。 

ケース③ 退職や廃業以外の解約の場合、一時所得という区分で受け取ることとなり、受け取るときの税金効果が少なくなってしまいます。 

また、途中で掛け金を減額した場合も元本割れのリスクがあるので注意しましょう。 

おわりに

この制度は退職金のための積立としてつくられているため簡単にやめられないんです。 

だから、途中で資金が必要になってもすぐには使えません。

『節税になるから』だけで飛びつくと後悔するかも! 

計画的に加入、金額設定をするようにしましょう! 

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