執筆:税理士 後藤亜沙美
基本を確認
まず医療費控除の基本。
①家族合算
②10万円を超えた分が控除対象。
所得によって10万以下でも適用できる!
③領収書は5年間保存が必要
基本3つの詳細はこちらの記事で。
一問一答20問!
では間違いやすいものまとめました。
テンポよくいきましょ~。
問1.予防接種、ワクチン接種
A.対象外
問2.文書料
A.対象外
※紹介状作成は対象。
問3.コンタクト
A.対象外
問4.メガネ
A.対象外
※医師からの指導によるものはOK
例えば白内障手術の術後のため、子供の視力発育のため、など。
問5.補聴器
A.対象
※手続きあり
問6.差額ベッド代
A.対象外
※他が空いてなくてやむを得ず個室となった場合、医師の指導により
個室となった場合は対象。
問7.健康診断、人間ドック
A.対象外
※その健康診断、人間ドックで異常が見つかった場合は対象
問8.市販の風邪薬
A.対象
※予防ではなく、治療によるものに限る
※予防用のマスクは対象外
問9.歯科矯正
A.美容目的以外は対象
※子供の歯科矯正は〇
問10.セラミック、金歯
A.対象
問11.レーシック手術、眼内コンタクト(ICL)
A.対象
問12.入れ歯、インプラント
A.対象
問13.歯のホワイトニング
A.対象外
問14.交通費
A.対象
※公共機関を使う場合。
自家用車は対象外。タクシー代はやむを得ない場合ならOK.
子供の付き添いの交通費も対象。
問15.整体、マッサージ
A.治療行為なら対象
※疲れをとる、癒し目的は対象外。
問16.漢方薬
A.処方、治療のためは対象
※改善目的、健康のための場合は対象外。
問17.美容整形
A.対象外
問18.妊婦健診、不妊治療
A.対象
※検査薬やサプリ、研修代は対象外。
問19.おむつ代
A.「おむつ使用証明書」があれば対象。
問20.オンライン診療
A.対象
※薬の郵送料は対象外
まとめ
いかがだったでしょうか。
また、昔の医療費忘れてた!!という方。
医療費控除は5年間遡って申請できますのでぜひ過去分も申告してみてください。
過去分の領収書をなくしてしまった場合、病院に再発行できるか聞いてみましょう。
また、「医療費のお知らせ」でも代用可能。
あきらめずに申請してみましょう。
参考になれば嬉しいです